もしも高いとすれば、結婚相談所の売りにもなるはずの、「結婚相談所の成婚率の高さ」は、実はそれほど高いものではありません。大手の結婚相談所であれば、10パーセントから20パーセントほどが平均的な数字だろうと思います。ただ、小規模経営の小さい結婚相談所であればそもそも会員数が異なるので、50パーセントをこえてもおかしくはありません。さてこの数字は大きいのでしょうか、それともやはり少ないのでしょうか。印象としては、やはり以外と結婚できないものかな、と思われるかもしれません。ですが、実態はこんなものです。
それほど結婚相談所の成婚率が高くないのは、やはり理由があります。まずそもそも結婚相談所を利用している人は、自分が結婚したいということをオープンにしていることが多いはずです。そうなると、結婚相談所からの紹介や出会いだけではなく、知人からの紹介など、もっと身近なところで縁をつなぐこともあるのです。また、結婚相談所を利用する人のなかには、やはり、この人が結婚できない理由が分かるなーと、失礼ながら思ってしまう人がいるのです。そして結婚相談所を利用する人は、自分が結婚する手段はもうこれしかない、そんな風に思い込んでいる人もいます。そうすると、どうしても結婚をがっついているように見えて、敬遠されてしまうことがあるのです。
結婚相談所を利用する人は、年齢層が高めの場合も多く、特に女性は出産のタイムリミットが存在するため、年齢的に限界を感じて途中で活動を止めてしまう人も少なくありません。
そんな人たちの中で、10人のうち、１人や２人、結婚相談所によっては半分もの人たちが結婚したというのは、落胆するような数字ではないのです。